複数台の乗用車を一度に運べる「キャリアカー (積載車) 」を運転し、トヨタ車の新車を、輸送の中継地や輸出港まで運ぶ役割です。
運転するキャリアカーは、すべて自社保有車両。
2台積みのミニキャリアから6台積みのトレーラーまで多彩なサイズを揃えることで、個々のドライバーの能力に見合った配車と、輸送オーダーへの対応を両立し、ムリ・ムダのない運行計画を実現しています。
輸送する車両の型式変更時や、新型車両の輸送を始める際には、取り回しに関する注意点を全ドライバーにレクチャー。
特に2階フロアーを擁するキャリアカーにおいては、積載時の向きや順序によって生まれる数センチの差が、安全を左右します。
どんな伝え方をすれば、全員が無事故を継続できるか。
どんな仕組みを作れば、同じ失敗を犯さないか。
1954年の創業以来、絶えず考えてきた私たちだからこそ、叶えられる安全輸送があります。
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事業のご紹介
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キャリアカーによる新車の陸送
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自走による新車の構内輸送
岐阜車体工業 (株) の工場で組み立てられた新車を運転し、検査場や出荷場まで移動させる役割です。
運転する車両はワンボックスカー・小型バスが中心ですが、専用サスペンションや特殊塗装を加えた救急車、輸出用の左ハンドル車など、特別仕様車の移送にも携わります。
作業手順は「トヨタ式標準化」の観点から定められており、そのフロー数は300超。
一見すると “がんじがらめ” とも思える進め方ですが、各作業を細分化・明確化がすることで、イレギュラー時の復旧計画が立てやすくなっています。
安全輸送の一番の敵は、焦りです。悪天候に見舞われても、急な欠員が生じたとしても、ドライバー全員が焦らず運転できる環境づくりに、私たちは全力を注いでいます。