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代表よりご挨拶

代表取締役社長 田島 恭子

「君、運転が上手いだろう」
そんな誘いがすべての始まりでした

岐阜自動車輸送は1954年3月、岐阜車体工業 (株) 敷地内での自走輸送を担う、有限会社として誕生しました。

きっかけとなったのは、創業者である私の祖父・浅野 繁郎が受けた、とある仕事。「君、運転が上手いだろう。ちょっと人を集めて、うちの新車を運んでくれないか」という、当時の岐阜トヨタ自動車 (株) 社長様からのご依頼でした。

日本が世界に誇る自動車ブランド・トヨタ。その新車を傷付けることなく運ぶというのは、誇れると同時に、大変神経を使う作業です。

どうしたら、安全に運べるか。

どうしたら、より効率よく運べるか。

経営知識は乏しかったものの、真面目さでは引け目を取らなかった祖父は、“トヨタの仕事” に夢を抱いてやって来た仲間たちと、毎日のように議論を繰り返していたそうです。

同業他社に羨ましがられる
真面目な『岐阜さん』として

真面目な仕事ぶりと安全輸送の実績が評価され、ご依頼が途切れることはありませんでした。

創業から7年目の1961年には、トヨタ輸送 (株) と業務提携契約を締結。同社の協力会社からなる組織『トヨタ協輸会』の加盟社となり、今日に至るまで、真面目で安全な輸送を続けています。

これは多くの社員が口にすることですが、岐阜自動車輸送の仕事は、同業の方から羨ましがられるんだそうです。

「トヨタの新車輸送なんて、なかなか貰える仕事じゃないぞ」「トヨタ輸送から『岐阜さん』なんて呼ばれて、信頼が厚いんだなあ」――積み下ろし先でそんな言葉を掛けられるたびに、改めてこの仕事を誇らしく感じると、みんな話してくれます。

私はみんなの “お母ちゃん”
今日も「ただいま」を待っています

私自身は2019年に、先代である父・浅野 泰より事業を承継しました。祖父と父がそうしてきたように、私も安全輸送を維持し、社員の生活を守れる会社経営を続けてまいります。

一方で、先代・先々代とは異なる “女社長” として、より話しやすく、頼りやすい存在でありたいとも考えています。

最近は若い仲間も増え、みんなのお姉ちゃん…というより、お母ちゃんのような立ち位置になりつつあります。それでも「社長、聞いてくださいよ~」なんて声を掛けてもらえるなら、こんなに嬉しいことはありません。

願うことは一つだけ。みんなが毎日、無事故で帰ってきてくれることです。

私の「いってらっしゃい!」より元気な「ただいま!」の声を、今日も事務所で待っています。